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 ウェルカムバック世紀末!編

 
 格差社会実現!

 ラオウとケンシロウの決着から数年後…時はまだ世紀末。

 ラオウ亡き後の世界では一時の平安がもたらされたが、
 その平安は時と共に貧富の差を生み、貧富の差が再び
 世紀末を呼び戻しました。

 しかし束の間の平安には法律が定められ、台頭を始めた
 モヒカンたちは法律を武器にモヒカンをほしいままにするのでありました。

 そしてこの法律のくだりもあっという間に消えていく設定なのでした。

 
 数年の時を経て、美しく成長したリン。
 

 
 整形したバット!
 
   
 
 二人は革命軍として賞金首になり、日々政府軍と戦っているのでした。

  
 彼らも雑魚なりに頑張りますが、いかんせん武力が足りず、目の前で
 犠牲者を出してしまいます。

 「私たちにもっと力があれば…」と涙するリン。

 革命軍、“北斗の軍”には節穴でお馴染みのリハクさんもいました。
 
 数年後なのに、10年以上老けています。


 自らの非力さを嘆くリンとバットに対し、リハクは独白します。
 (「ケンシロウさん見ていなさるか、北斗の旗を立てて戦う二人を!
 傷を負いながらじっとあなたを待っている二人を。
 ケンさえいれば…その言葉を飲み込み、戦い続ける二人の姿を。
 もしこの若者たちの心が聞こえるならば現れてくだされ!
 今また乱世を斬る北斗の力が必要となったのです」)

 まあケンシロウも犠牲者は出していましたけどね。むしろ出るのを待ってた。


 ご要望にお応えして、さっそく覇者が帰って来ました。
 リンとバットの手配書を見てにんまりするモヒカンを問答無用で屠り、
 手配書をじっと見やります。リンとともかくバットは本人だと見抜けるんでしょうか。

 
 物語はいい感じで動きだしました。政府軍治める群都(エリア)が、何者かによって
 次々と制圧されているというのです。

 この報を聞くも、郡司令バスクは腕に覚えあるのかにんまり。
 そこへ北斗軍のボス、リンとバットがこの街に、というニュースが流れてきたので、
 モヒカンがそれらしい男女二人組を強襲し、男の方を倒しました。
 ところがこれがとんだ人違い。モヒカンもまた間違えちゃった!と
 IQのなさをアピール。

 しかしバスクは、構わん、その女を逆賊リンとして公開処刑する!と宣言。
 バスクとしては、現れる女をリンとして次々処刑していけば、群衆は処刑の度に
 逆賊の無力を知る、という作戦でした。それだとリンが多すぎる世界に群衆は疑問を抱く気がします。

 処刑上にいたリンとバットは、たまらず女性を救おうとしますが、リハクが止めました。
 役立たずのくせになにさらす!と猛るバットですが、リハクはあの女は助かる!
 と力強く言い切りました。

 そこへ爆発するモヒカン。さあ、死神がやって来ましたよ。 

 片目になった黒王に跨りながらにじり寄るケンシロウ。
 
 貴様どこから来た!と立腹のバスクに対し、
 「北より。お前たちに死を告げるために」
 とかっこよく答えました。「北の国から」か。

 ケンシロウは手始めにバスクの眼の前でモヒカンを散らし、健在ぶりをアピール。

 「ただのバカではないようだな。名を聞こう」

 「知ったところで誰に語ることも出来ぬ…」どうやら北斗神拳伝承者の宣伝期間は終わったようです。

 それでも、華山獄握爪!とバスクは一生懸命飛び込みましたが、

 

 死に際、バスクは「貴様、何の化身だ?」と問いますが、
 返答は「ただの人間だ」と素っ気ないものでした。
 芝居かがったセリフはもう少し強い敵にとっておくようです。
 
 
 久しぶりの再会を果たしたケンシロウとリン、バット。

 バットはリンを守るため体中に傷を作っていました。
 
 「男の顔になったな…」ほめたたえるケンに、涙の止まらないバット。
 ケンシロウは二人をしっかりと抱きしめるのでした。リハクも喜んでました。

 
 夜。
 
 「短い人生だったが、ユリアは安らかに逝った…」
 ケンシロウはユリアの首飾りをリンに渡し、ユリアの分まで生きろと微笑みます。

 「行くぞリン、バット!」
 
 「はじめて私たち一緒に来いと…」

 「あなた達もすでに戦士ということだ」
 リハクはそう言って微笑みました。夜なので連れションでしょうか。

 

 一方こちらは…
 
 
 アイン登場。エリアの防壁をぶち壊し、賞金稼ぎのアインが現れました。

 このエリアの郡将はジャバザハットみたいな人です。
 

 アインがジャバと賃金交渉している中、特別獄舎の囚人たちがやって来ました。
 
 「おい、本当だろうな?片目の馬に乗った男を倒せば俺達を放免、 
 なおかつ一つのエリアをくれるというのだな!」

 この情報にアインはただ乗りすることを決意しました。
 お前ら失せろ!その男は俺がもらう。と言い放ちます。

 いきり立つ囚人たちに、アインは「お前ら女はいるのか?」と謎の質問。

 そんなもんいるかー!と哀しくこだまする囚人の絶叫に、
 拳で答えるアイン。あっという間に囚人は独り身の生涯を終えました。

 
 そこへイケメンの救世主がやって来ました。

 ちょうどいいぜ!とアインはケンシロウの前に立ちはだかります。
 
 何のために俺を倒す?とケンシロウが聞いたところ、
  
 とアインは小指を突きたてました。

 アメリカンなコスチュームだな、とケンシロウが思う中、アインは得意の
 「お前女はいるのか?」宣言。

 「いや」
  
 「ほう、もてそうな顔してるのになぁー」

 まあいい、馬から降りな!という声に、ケンシロウは素直に降りました。
 前の飼い主が酷使したので、黒王を労わっているようです。

 「行くぞ二枚目!」

 とアインは構えたはいいものの、どう見ても素人のケンカ殺法で
 ケンシロウもテンションが上がりません。

 案の定アインの拳は掠ることも出来ず、屈辱的ビンタで挨拶されました。

 

 

 

 
 ちなみに上記の「やるじゃない(ニコ…)」はネットで北斗の拳有名セリフランキングの
 第一位にも選ばれたことのあるセリフです。選んだの誰だよ…


 ビンタで教育的指導を繰り返すケンシロウは、止めに鬼の拳を振り上げましたが、
 すんでの所で止めました。

 「な、なぜ打たぬ?」

 「お前には女がいるのだろう」

 フ、とケンシロウは笑い、アイン戦を勝利で飾りました。
 ケンシロウらしからぬ優しさですね。

 
 そこへアインと顔見知りのブゾリがやって来ました。

 「なんだそのザマは!同業者として恥ずかしいわ!」
 とアインをザコ扱いし、ケンシロウに尊い命を捧げようとしましたが、
 アインに左フックをお見舞いされ敢え無くダウン。

 「やっぱり俺は強い、とするとあいつが強すぎるのか…」
 とアインは納得するのでした。

 「ケンシロウ、お前の首は必ずこのアインがとってやるぜ!」
 と負け惜しみを決めましたが、アインの心は晴れやかなのでした。


 
 さて、ケンシロウはずいずいと進み、ジャバの居城へとやって来ました。
 部下たちは慌てて逃げましたが、ターゲットのジャバは意外と落ち着いたもの。

 
 
 息すんのもめんどくせー、と腰を上げました。どうやら戦うようです。

 
 主人公の拳にも熱が入りますよね。
 
 思わぬ名セリフにケンシロウも「今すぐ楽にしてやるよ」とおくりびと宣言。

 どう見ても戦う男の体ではないジャバでしたが、その通りで特技は催眠術でした。
 アメリカンクラッカーを振り回しながら「靴をお舐め!」とクロエ・モレッツちゃんみたいな
 セリフを吐きます。
 しかし死の見届け人はジャバの足を思い切り踏み潰し、テレビ的にはディレクター泣かせの
 リアクションで応じました。
 
 そんなバカな!さあ眠くなってきた〜!と一度の失敗にめげず催眠術を続けるジャバでしたが、
 ケンシロウは「効いてきたよ」と言いながら鬼のチョップ。

 最後は息をするのも面倒みたいだから、息を吸うことが出来なくなる秘孔突いといたから、
 と立ち去り、哀れなジャバは酸欠で死、かと思ったら念の為秘孔爆発させられました。

 
 ジャバの断末魔で惨劇を知ったアインは家に帰ろうとしましたが、そこへアインの仲間が
 慌てて駆けつけてきました。
 「アスカを狙ってモヒカンたちが村を!」
 
 モヒカンの正体は賞金首たちで、賞金稼ぎのアインに狙われる前に、アインのスケを奪っちまえば勝てる!
 と実にモヒカンらしい快活な発想で行動を起こしたようです。

 一応アスカを守る村人がいましたが、彼らは無事その役割に殉じました。

 そしてアスカを見たモヒカンでしたが、これがアスカか?と首をかしげました。
 そこへアインがダッシュで帰って来てアインパンチ!キャプテンアメリカ!とモヒカン昇天。
 「誰にもお前を渡しはない!」
 そう、このセリフは父が娘に送ったもの。アスカはアインの娘(幼女)なのでした。

 

 さて、ケンシロウの賞金目当てにアインがパーティーに参加しました。心配なのでアスカも一緒です。
 

 
 また夜。
 アインがアスカの寝顔を見守っていると、音もなくバットが推参しました。
 
 キャンプ場ではリンがバットが見当たらない、焚き火に呆けてる場合じゃねえよと
 ケンシロウを焚き付けますが、「バットに心配いらぬことはお前が一番知っているはずだ」
 と焼き芋の焼き加減を見守る事に忙しいのでした。リンは「え?」とか言ってましたけどね。

 ケンシロウが仕事をさぼる一方で、バットは「エリアを取らせてやる」とアインを唆し、
 エリアの砦に向かいました。

 善玉のモヒカンことバットと、そこそこ強いアインは、加勢もあって
 手こずりながらも砦を落とすことに成功しました。
 ケンシロウは焚き火の番をしていました。

 「何で賞金稼ぎなんてやってるんだ?」バットはアインに問います。
 
 「好きでやってるわけじゃねえ。娘を食わせるためだ」

 これに対してバットはこんなコメントをしました。
 「賞金稼ぎの子は賞金稼ぎの子でしかない、奴隷の子は奴隷。こんな時代だ。生きていたって
 死んだって同じ。どうせ同じなら自分の好きな女の為に世の中を変えてやる。
 それに俺はあいつの様になりたい…かつてたった一人で戦い続けた男のように!」

 「ケンシロウか…」


 こうして二人のマブのダチンコになり、アインは賞金稼ぎから賞金首へとトラバるのでした。 


 
 エリアを落とした今、次なる標的なシティ!北斗の軍に合流したアインは、かつて自分が捕えた
 二人の賞金首を戦力にするため、A級反逆者収容所に向かいました。
 出発前に心配なのでアスカを仲間のレンに預けたのですが、こいつがどう見てもモヒカンなんだな…


 政府が悪の社会において、賞金稼ぎは汚名、むしろ賞金首の方がワクワクしてくる!と
 アインが心ウキウキで向かった収容所では、囚人たちの処刑の決定が下っていました。
 
 北斗の軍に合流されるくらいなら、先に全員始末する、とのシティの決定でしたが、
 処刑より早くアインが辿りついて必殺のアインパンチ!キャプテンアメリカ!

 「どういうことだアイン?」と裏切りをなじるモヒカン所長ですが、アインはこういうことさ、と拳で返答。 
 「ウジ虫家業の貴様が何故?」とアインに首を取られながらも言葉で頑張る所長でしたが、
 余計なひと言にむかっ腹の立ったアインは「今日から蝶になってやるぜ!」と拳を振り上げました。
 
 ところが娘を預けておいた仲間のレンがここへきて政府側に寝返りました。
 というより最初から転職したアインについていく気はなく、俺はアベノミクスを信じる、
 新自由主義万歳!とアスカにナイフを向けました。

 アスカを縦にとられてはアインは手も足も出ません。
 解放された所長はトゲ棍棒を装備し、アインに向けて痛恨の一撃!
 これがケンシロウなら涼しい顔で復讐方法を熟考しているところですが、
 生憎アインは生身の人間だったので結構なダメージを食らってしまいました。
 
 さらにアインのピンチにムズムズしたレンも「代われ!」と棍棒を受け取り、
 あたたたた!とアインを滅多打ち。何でてめえがリーダーなんだ!とジェラりながら
 舌舐めずりで滅多打ち。

 あまりの外道ぶりにむかついたアインは棍棒を受け止め、メンチを斬りますが、
 ビビったレンは急いでアスカにナイフを向け、「逆らったら殺すぞ!」と濃すぎる死亡フラグを立てるのでした。

 案の定背後からのタナトス降臨。
 腕力でレンの腕ごとナイフを掴み、「アイン、遠慮するな」と何とも心強いアドバイスをくれました。
 レンは慌てて「こいつを殺せー!」と遺言を叫びましたが、ケンシロウはこれに「うるさいよ」と
 ナイフをレンの頭に刺し始め、「痛いか?」「い、痛い!」「助かりたいか?」「助かりたい!」と
 問答をつづけた挙句、「だめだな」とクールジャパンな宣告を下し、レンは自分のナイフにドタマをぶち抜かれて死にました。
 
 
  
 


 ドSの救世主の所業に勇気づけられたアインは、満面の笑みで所長に貸せ!と手を出し、
 所長は所長でへつらいながら棍棒を差し出しました。

 
 

 「あー痛かったなー」アインはニコニコしながら、次の瞬間鬼の形相で所長に正面打ち。即死です。

 
 

 なぜ自分を助けたのかをケンシロウに問うたアイン。
 それに対してケンシロウは「お前はまだ死ぬには惜しい」とかっこよく決めるのでした。モヒカンはいつ死んでもいい! 

 
 さて、アイン達は本来の目的である囚人を味方にするため地下牢に向かっていました。
 途中モヒカンに襲われてアインピンチのアクシデントがありましたが、ドSが無事解決。
 こう言う場面で素人のアインがピンチになるのは納得できますが、南斗水鳥拳伝承者のレイがザコに苦戦した前半はアレでしたね。

 
 辿り着いた地下牢ではバズとギルのハーン兄弟がとんでもない拷問を受けていました。

  
 
 コンクリで固められ、頭に水滴がポタポタ落ちる水責めの拷問。
 常人なら一日で発狂するそうです。

 まあ本人たちはこんな状況でも水滴を数えたりと余裕を感じさせる大物でしたが、
 この元凶であるアインが目の前に登場したからには穏やかではいられません。
 ランボー〜怒りの唾〜をアインに飛ばしましたが、「ここへ放り込んだのは俺だが、助けに来たのも俺だ」
 となんとか二人を宥めました。

 しかし助けに来たのはいいものの、このコンクリを壊すのは骨だな、とアインが思案していると
 引き立て役ご苦労、とケンシロウが難なく破壊しました。

 自由になった二人は早速アインに踊りかかりましたが、ケンシロウの胸の傷を見た途端
 「あんたもしかして?」と新世界で珍しく北斗伝承者を知っているのでした。

 
 その頃年金生活のリハクは朝日を見ながら「この朝日が流血を告げる朱に染まって見える」とお天気占いに興じていました。
 そりゃこんなご時世なんだからいっぱい血は流れるでしょうよ。

 
 一方、勢いを増したバットの反乱軍は軍を持ってしても止められず、モヒカンたちは逃げようとしていました。
 そこへ立ちふさがったのは、さあ出てきましたよ。敵のボス「金色(こんじき)のファルコ!」

 


 「市都の長官がどこへ行く気だ?天帝はお怒りだ」と目を光らせるファルコ。
 窮鼠となったモヒカンは破れかぶれで槍を繰り出しましたが、まあ結果は書くまでもないでしょう。

 
 件のファルコの噂をしているのはバズとギル。二人を倒したのはファルコ。倒された二人を捕まえて
 漁夫の利を得たのが賞金稼ぎ時代のアインというわけですが、ケンシロウのターゲットは決まりました。
 バズとギルの一人一人の戦力はアインと同等ですから、なかなか強いですよ。

 標的をファルコと決めた一行。アインはアスカを安全なところへ、とケンシロウに頼みました。
 「俺も男になりたくなったのさ。語り継がれる男にな!」
 渋く決めるアイン。ケンシロウも応じ、「優しく強い女がいる村がある。そこへ行こう!」と
 例のごとくマミヤの村にやって来ました。

 例のごとく子守りをしろ!と自分に惚れていると知って利用する覇王。
 久しぶりの再会でしたが、マミヤとアイリは誰かの墓の前にいました。

 誰の墓だ?と仕方なくケンシロウが聞くと、なんと長老の墓だと言います。
 あの下剋上を狙っていた野心家の墓だというのか…心の動揺を隠せないケンシロウでしたが、
 犯人は金色のファルコでした。

 「戦いを捨て、レイたちの霊と静かに暮らしていた私たちの村は突然の嵐に!」
 上手いこと韻を踏んだマミヤの回想。

 
 〜回想〜

 長老は岩に彫り物をしていました。ラオウ、トキ、レイ、シュウ、シン、サウザー、
 ユダは掘り途中のようです。言っときますけどユダってマミヤに地獄を見せたクズですからね。
 
 そこへ背後から現れたファルコは、天帝が怒っているから北斗南斗は今より消滅!と
 岩を破壊しました。

 力作を台無しにされた長老は「なんということを…」と南斗と何とをかけた言い回しで
 抗議しましたが、その生涯を終えました。っていうかお前の作品壊されただけだろ。

 「今日から北斗南斗の歴史を語り継いではいかん、天空に輝くのは我が母星大極星のみ!」
 その他北斗は天帝の戦車に過ぎぬくせに反逆するとは云々と、ファルコは台本を読みあげつつ去っていきました。
 

 〜回想終わり〜
 

 ケンシロウがマミヤの村にいる頃、バットとリンの軍はファルコ群に囲まれて万事休すでした。
 
 「ヘッドの首だけもらう、後は許す!」と寛大なファルコの言葉に、覚悟を決めてバットが立ち上がりました。

 「俺一人の命で皆が助かるなら本望だぜ」バットも随分立派になりました。
 
 しかしただじゃ死なん、貴様も道連れだ、と隠し投げ矢で反抗しましたが、
 仮にこれでファルコが死ぬ超展開になったら編集部への抗議の電話がとんでもないことになるので
 傷一つ与えられませんでした。

 (リン…みんな、さらば)と覚悟を決めたバットの目、その目は己が命より大事なものに
 殉ずる目、と見抜いたファルコは本当のリーダーであるリンを指名するのでした。
 
 
 一方、「バットたちでは元斗皇拳の戦士には勝てぬ!」とケンシロウは急いでいました。
 二部から黒王に乗るようになって機動力が増したのはいいですが、行く手をふさいだのは
 ズラリと並んだ帝都の兵士たち。

   
 
 ケンシロウが元斗皇拳と対峙しようとする中、ファルコはリンににじり寄っていました。
 
 この様子を上から見ていたアインとハーン兄弟は、不発弾を用意し、これで帝都軍を倒す、
 と計画しているようです。
 しかし一体だれがハンマーで信管を叩くんだ?とのアインの疑問に、ジャンケンで答えを出すことに。

 ところがアインがジャンケンで、親指と人差し指だけ伸ばす「ピストル」という一発芸をしたせいで、
 微妙な空気になってしまったので、責任を取って俺が行くぜ!とアインが立ち上がりましたが、
 ハーン兄弟に不意打ちされて、気絶しました。

 「フッ…この役には帰り道なんかねえんだぜ!」
 「ガキがいるやつには荷が重いってもんだ!」

 どうやら二人はアインを生かし、特攻するようです。
 ビジュアル的に死に様だけが見せ場という哀しい宿命。


 ファルコの凶手がリンにかかろうとするその時、ハーン兄弟が岩に乗って空から登場しました。
 
 久しぶりの再会に、わざわざ息の根を止められに来おったか、と喜ぶファルコ。
 ところが二人は不発弾という切り札を持っていました。

 リンから手を引かないとこの場で全員ドカンだ、と爆弾テロも辞さない兄弟。
 どう見てもモヒカン顔なのに、カッコよすぎる兄弟の本気度に、ファルコもちょっと手が出せないのでした。

 とりあえずリンから手を引かせることに成功したこの場で、ハーン兄弟はファルコに改めて
 決闘を申し込むようです
 
 その時、目覚めたアインは現場に近付きましたが、ファルコは兄弟で倒さなければならない理由がある、
 それは二人が南斗双鷹拳の使い手だからだそうです。元斗と南斗もまた戦う運命なのです。

 
 ファルコとハーン兄弟戦が始まろうとする中、ケンシロウ対ソリア戦も始まっていました。
 
 手をいっぱい出してケンシロウに攻撃するソリア。
 不意を突かれたケンシロウは体を切り裂かれてしまいます。

 構えを取り、キックをするケンシロウでしたが、ガードされてカウンターをもらってしまいました。
 どうやらかなりの強敵です。

 「どうしたケンシロウ。この紫光のソリアに手こずるようでは、ファルコの前では赤子同然だぞ」
 長年トレーニングをさぼったブランクがたたったのか、敵に挑発を許してしまいました。

 ソリアは眼帯をずらし、この眼はファルコ戦で一瞬にして奪われた、と言いました。
 元斗内部でもいざこざがあるらしいですね。

 しかし挑発行為がケンシロウの眠っていた死神を呼び起こしました。
 「元斗皇拳のソリア。その名は覚えておこう。後のたわごとは地獄の鬼にでも言え!」
 
 この間、アイキャッチ的にリハクが元斗皇拳はかつて北斗を凌駕するとも言われたとかブツブツ
 言っていましたが、目覚めたケンシロウはソリアの左腕を切り裂いていました。

 片腕をやられたソリアでしたが、例え相討ちになろうとファルコのために貴様を討つ!と
 まだまだ続行宣言です。

 
 一方のハーン兄弟ですが、やはり二人がかりでもファルコにも歯が立たず、兄のバズは致命傷を負ってしまいます。
 こうなりゃ自爆だ!とバズはハンマーを手にして爆弾の前に立ちました。

 さらにファルコの部下たちから槍を突きたてられたバズ。
 もう助からないと見たアインはギルを無理やり連れていこうとしました。
 
 「いやだあー!いつだって一緒だったじゃねえか兄貴!」
 「弟よ、泣くな、悔やむな!金色のファルコを道連れに出来るのだ。笑って見送れい!」
 
 嫌がるギルをバットとアインは避難させ、男バズは渾身のハンマーを爆弾にぶつけました。
 ところが肝心なところでハンマーの柄が折れるというアクシデント。

 ファルコの部下たちがバズを取り押さえようとする最中、バズは…

 

 爆弾は爆発しました。
 
 見事なバズの散り様に、涙するリンたちでしたが、何とファルコの部下たちは身を挺して
 ファルコを爆発から守っていました。

 「なぜだ?こんなことをしてもファルコは涙すら流さなかったぞ!」
 「ファルコ様は今まで我々の為に涙を使い果たし、その涙は枯れているのだ…」

 死に際に放った兵士の一言。いったいファルコにはどんな秘密が…
 ちなみにファルコはリンに手を出すこともなく帰ってしまいました。逆賊退治はどうした…?

  
 そんなこととはつゆ知らず、ケンシロウは「貴様ごとき片腕一本で十分」、と強がるソリアに多少手こずりつつも、
 必殺の秘孔を極めていました。

 散り際、ソリアは「貴様に負けたのではない、この命、金色のファルコ将軍に捧げたのだ!」と叫びました。 
 
 この男たちに邪念はない、一体ファルコとは?とケンシロウは戸惑うのでした。

 
 

 そんなファルコの居城、帝都はこの世から忘れられたと思われた電気の光で満ちていました。
 その秘密はまさかの人力。奴隷として連行された男たちを無理やり地下発電力として利用し、
 帝都の光は保たれていたのです。
 さらに恐怖のアナウンス「暗い…」という社長のお言葉に、奴隷たちはもっと働け!
 サビ残推奨!と鞭を振るわれました。

 
 
 お客様の「ありがとう」が報酬です!



 一人の老人がもたつき、モヒ監督官にしばかれようとした時、金色のファルコが止めました。
 涙を流して感謝する老人。人望篤いファルコです。

 ファルコはジャコウ総督に呼ばれ、階段を上っていきましたが、涙は流さずとも、
 その脚が泣いていました。脚が泣くとは?


 その秘密はリハクが知っていました。二部に入ってから彼も立ち位置を確立したようです。


 〜回想〜
 

 かつてラオウがモヒカンを従えて荒ぶっていた時、ファルコの村にやって来ました。
 戦うか退くか、二択を迫られたファルコ。

 しかしファルコはどちらも選びませんでした。
 このまま素通りしてほしいと言うのです。

 なぜ戦わない?と村人から訊ねられましたが、戦ってラオウに勝つことはできる、だが相討ちになる。
 ラオウという恐怖のタガが外れたモヒカンたちは暴徒と化し、村人たちは虐殺される。
 …とラオウ編を短くまとめ、ラオウも「見抜いておるわ…」と素直でした。
 
 ラオウと互角だぜと言われてはにかむ拳王も拳王ですが、自分の村さえ良ければ他の侵略される
 村はどうなってもいいのか、と色々アレなファルコでしたが、次の瞬間思いもよらない行動に出ます。

 「タダとは言わぬ、土産を渡そう!」

 そう言うと自ら右足をバッサリ!

 村人の血を一滴も流したくない、そんなファルコに、拳王はフェードアウトするのでした。


 〜回想 終〜

 
 つまり今のファルコの右足は義足。
 しかしなぜそんな男が、天帝のいいなりに?圧政はファルコが一番嫌うんじゃないか?
 バットとアインは疑問を投げかけました、
 「奴は天帝を殺さん!それは自分に課した掟のため!」
 とリハクがアップで決めたところで次回に続きます。



 ウェルカムバック世紀末!編 終